« やきとりと日本人 屋台から星付きまで 土屋美登世 | トップページ | 浮世絵鑑賞辞典 高橋克彦 »

2018年1月13日 (土)

ルビンの壺が割れた 宿野かほる

書簡体小説のフェイスブック版。
フェイスブックでのやりとりだけで構成されているミステリ。はじめは遠慮しがちでぎこちないやりとりだが、次第にスピード感が増していく。

水谷は、結城未帆子という名前をフェイスブックで見つけメッセージを送る。
最初、未帆子は無視する。
28年前、水谷と未帆子は結婚することになっていたが、結婚式に未帆子は現れなかった。それ以来、ふたりは会っていない。
ふたりだけしか知らない出来事について水谷が書いたことで、未帆子は返信することにする。

Photo_20201107123701ルビンの壺が割れた
宿野 かほる
新潮社
2017年

水谷と未帆子が結婚の約束をした経緯が語られる。
大学の演劇部の部長だった水谷に、下級生の女子は誰もが憧れを抱いていた。田舎娘と思われ。
ていた未帆子も例外ではなかった。
水谷が書いた戯曲「ルビンの壺が割れた」の稽古で、ヒロイン役が休んだときに、未帆子が代役を買って出て、ヒロイン役を完璧にこなした。
水谷は未帆子の役者としてのセンスに驚嘆し、未帆子を主役に抜擢した。
公演は大成功に終わり、プロの脚本家からも賞賛された。
ふたりは付き合い始める。
水谷には優子という許嫁がいたが、そのことを承知で、未保子は水谷と結婚することにした。

結婚式に未帆子は現れなかった理由を書く。そして、それぞれが秘密にしていた過去が語られ、ストーリーは思いもよらない結末に向かう。→人気ブログランキング

« やきとりと日本人 屋台から星付きまで 土屋美登世 | トップページ | 浮世絵鑑賞辞典 高橋克彦 »

ミステリ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ルビンの壺が割れた 宿野かほる:

« やきとりと日本人 屋台から星付きまで 土屋美登世 | トップページ | 浮世絵鑑賞辞典 高橋克彦 »

2022年5月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ