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『深夜勤務(ナイトシフト1)』スティーヴン・キング

死の舞踏』の冒頭に、〈ホラーが読まれる理由と、ホラーを書く理由について『ナイトシフト』のかなり長めのはしがきで分析を試みている。〉と書いてある。そのはしがきを要約すると。。

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深夜勤務(ナイトシフト1)

スティーヴン・キング/高島文夫
扶桑社ミステリー文庫 1988年

 


ホラー小説に惹かれるのはまともじゃない不健全だという偏見がある。
そんな不健全だと思われている恐怖小説をなぜ書くのか。
誰もが心の底にフィルターをもっていてそれにひっかるもの、それがサイドビジネスというものになっていく。趣味と呼んでもいい。そのフィルターに引っかかるものが、著者にとって恐怖というやつである。それを集めなんとか活用しようと考えている。

次に、人はなぜそのような小説を読むのでしょうかという、恐怖小説を読むのは健全ではないという前提での質問がくる。
興味を引くことは人それぞれだということ。事故を起こした車の脇を通るときに、徐行して覗こうとするのは普通の行為である。
それは性の目覚めに伴うあの疚しさに似ているという。

恐怖小説作家が批判の矢面に立たせられてきたのは、いつも縁起でもないニュースをもたらすからだ。
一流の文学作品にも恐れや死や恐怖そのものを扱った作品は数多くある。ホラー映画は、高校生たちの親に対する不満を爆発させたものである。偉大な恐怖映画は必ずと言っていいほどの寓意性がある。

ホラーの真髄は読者や聞き手を、これまでにもなかったし今後もあり得ないような世界に迷い込ませて、しばらくの間は魔法にでもかけられたような気分にさせる。そういう物語でなくてはならない。

本書に収録されている短編は、
「地下室の悪夢」「波が砕ける海の浜辺で」「やつらの出入口」「人間圧搾機」「子取り鬼」「灰色のかたまり」「戦場」「トラック」「やつらはときどき帰ってくる」「呪れた村〈ジェルサレムズ・ロット〉」の10編。→人気ブログランキング

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