東京タクシー(映画)
木村拓哉演ずる宇佐美浩司は個人タクシーの運転手。中学3年生の一人娘は音大の推薦入学が決まった。浩司は入学金が100万円、そのほかに車検料、家賃など金のかかる現実に頭を悩ませている。
東京タクシー(映画)
公開日:2025年11月21日 103分
原作:フランス映画「パリタクシー」
監督:山田洋次
配給:松竹
☆4
そんなある日、85歳の女性の高野すみれ(倍賞千恵子)を、葛飾柴又から神奈川県の葉山にある高齢者施設まで送るという依頼の電話がかかってきた。すみれは「東京の見納めにいくつか寄ってみたいところがあるの」と寄り道を依頼する。
すみれは浩司に自らの過去を語り始める。ここで若き日のすみれを蒼井優が演じる。すみれの恋人は在日朝鮮人2世だった。朝鮮戦争が終わって帰還事業が始まると、恋人は新潟から船で夢の国と言われていた北朝鮮へ帰国した。すみれは妊娠していたが、恋人とは音信不通になった。
男児を抱えるすみれはサラリーマンと結婚する。この男が下司野郎で、男児の背中を物差しで叩く。息子への暴力を知ったすみれは夫を許せなくなって、夫の陰部に熱した油をかけたのだった。これが殺人未遂罪として裁かれ、懲役7年の実刑をくらうことになる。
すみれに提案でファーストネームを呼び合うことにした。すみれは浩司に奥さん(優香)のどこが気に入ったか尋ねると、浩司は目と答えた。すみれは浩司の妻に会いたいと言う。
浩司はすみれの爪が手入れが行き届いことに気づく。ソウルオリンピックのとき、フローンレンス・ジョイナーの爪に魅せられたすみれは、ニューヨークに渡っていち早くネールの技術を学び、財産を築いたと明かす。
そうこうしているうちに車は横浜ベイブリッジを渡った。レストランで食事をした後、すみれが浩司に腕を組んでいいか聞く。浩司が娘に電話でねだられたシュークリームを土産に買ってもらった。浩司はシュークリーム入った紙袋を下げ二人は腕を組み横浜の街を歩くのだった。
そして、施設にたどり着く。すみれが「今夜はホテルに泊まりたい」と言うと、「だめです」と浩司が言った。
タクシー代を貰っていなかったので、1週後に妻と施設を訪ねると、すみれは亡くなっていた。すみれがホテルに泊まりたいと言ったとき申し出を叶えてやれば良かったと浩司は後悔した。浩司に遺言と高額の金額の小切手を残してくれた。
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主人公に途方もない額の金が転がり込む結末は考えものだ。額としては、娘の音楽学校の入学金100万円相当が品があって妥当なところだろう。
投稿: ミシュラーメン | 2025年12月10日 (水) 17時14分
主人公に途方もない額の金が転がり込む結末は考えものだ。
額としては、娘の音楽学校の入学金100万円相当が品があって妥当なところだろう。
投稿: ミシュラーメン | 2025年12月10日 (水) 17時15分