コタツ記事
この時節にぴったりのコタツ記事を紹介する。
コタツ記事とは現地に赴かず、独自の調査や取材を行なわず、インターネットのウェブサイト、ブログ、掲示板、SNSやテレビ番組で知った情報をもとに作られた記事のことである。他人から聞いた意見を裏どりすることなくそのまま使用することもある。デジタルガジェット評論が専門のジャーナリスト本田雅一氏が2010年に使い始めて広まった。
コタツ記事は、2020年初頭以降のコロナ禍により、スポーツの試合やイベントが中止になったり、記者が対面取材を行えなくなったことにより増加した。SNSの発言に取材の検証を加えることなくそのまま使用してコタツ記事が増加する大きな要因になった。
コタツ記事は、作成にかかるコストや時間が少ない、幅広い情報を収集できる、時事性の高い記事を迅速に作成できるなどのメリットがある。
一方で、情報の信憑性が低い可能性がある、偏った情報や誤った情報を含む可能性がある。取材対象者の意見や立場を十分に反映できていない可能性があるなどのデメリットがある。
コタツ記事は、情報の収集や記事の作成にかかるコストや時間を抑えることができるため、インターネットニュースやブログなど、比較的短い時間で多くの情報を発信する必要があるメディアで多く用いられている。しかし、読者は記事の偏りや信憑性を判断する必要がある。またネットユーザーの気を引いてページビューを稼ぐことに特化し、見出しもユーザーにクリックさせるためセンセーショナルなタイトルをつけるが、中身がないものが多く存在するという。
書籍という単語が出てこない。能動的に攻めなければ頭に入ってこない書籍の情報は、コタツ記事の資料とはならない。本記事は紛れもなく正真正銘のコタツ記事である。 (2026年1月11日)
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