かくかくしかじか
田中圭とのスキャンダルで女優引退が囁かれている永野芽衣演じる漫画家志望の高校生と、大泉洋を演じる絵画教室講師の師弟愛の物語。原作は東村アキコの同名のタイトル『かくかくしかじか』。2015年のマンガ大賞の受賞作。
かくかくしかじか 東村アキコ:原作/脚本 関和亮:監督 https://youtu.be/gHwMfnhcu_w |
宮崎の田舎と金沢と東京が舞台。
高校生の林明子は、竹刀をもって闇雲に「書けぇ」と怒なり散らす日高先生の油絵のスパルタ指導を受ける日々を送っている。明子は漫画家を目指しているが、日高先生にそのことを伝えていない。それが心のどこかに引っかかっている。
お気楽な明子は金沢美術工芸大学に入学して、彼氏と付き合って、能天気な学生生活を送る。明子のことが気にかかる日高先生はちょくちょく連絡をするのだった。アパートに訪ねてきて、図々しくも泊まっていったこともあった。実家で夏休みの宿題を描きあぐねていた明子を、「書けぇ!」と叱咤する。単純な「書け」ではない、あくまで「書けぇ!」と怒鳴るのだ。
大学を卒業すると、郷里に帰って明子は電話交換手になった。日高先生は二人展を開くことを提案するが、明子はのらりくらり受け流す。そんな明子は漫画雑誌に繰り返して応募して、次第に実力が認められていく。そして晴れて漫画家としてデビューを果たす。上京した明子は漫画家の階段を上がり、超人気の漫画家に上り詰めるのだ。
そんなある日、日高先生から電話があり肺癌で余命4ヶ月と打ち明けられた。
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